就職をしたいと考えた場合、知っておきたいのがその時点での求人倍率です。
これは仕事を探している人の数に対して、どれだけの求人があるかを示したものです。
1倍であれば、ちょうど人数分の仕事があるという事になり、1倍を下回れば人数分の求人はないという事になります。
1倍以上になっていれば、楽に仕事が見つかると考える人もいますが、注意をしておかなければいけないのが、パートやアルバイト等の非正規雇用、更にはとても条件が悪い仕事であっても、求人に含まれ計算されるという事です。
その為、1倍であっても、条件の良い仕事にはとても多くの応募が殺到し、条件が悪い仕事には応募がないという状態になる事もあります。
ですから、1倍であれば、全員が仕事を見つける事ができるかといえば、そうではありません。
正社員として働きたいと考えている場合、仕事を転々としていると、転職をする時に不利になってしまいます。
それだけに、少しでも条件が良い職場で長く働きたいと考える事になります。
その為、仕事を探す時には、人によって譲れない条件が出てくる事になります。
ですから、多くの人が希望する条件の良い仕事が人数分用意されているのであれば、全員が無事に仕事につける可能性が高くなりますが、こうした統計で計算されている仕事の場合、条件が悪い仕事や、非正規雇用がとても多い為、倍率が良いからといって、全員が満足できる状態になるかといえばそうではありません。
ただ、転職をしたいと考えた時や、これから仕事を見つけたいと考えた時、倍率を確認しておけば、仕事が多い時期かどうかを確認する事が出来ます。
焦らないのであれば、求人が多い時期に仕事探しをする事がおすすめです。