保育士資格を活かせるベビーシッター業務

保育士は資格を取らなければなれない職業なので、大学や専門学校などに通う、あるいは通信講座で取得が出来れば、多くの人は保育園をはじめとした児童保育施設で働くことが可能になります。しかし、保育士資格を持っているからといって、保育園でしか働けないのかといったら実はそうではありません。

近年の規制緩和により、民間企業の参入が企業主導型保育所や事業所内保育所といった、今までの保育園とは違った新たな育児施設が続々と誕生しています。その他にも、障害児向けの施設やベビーホテル、学童保育や子供服の販売員など、保育園以外の転職先を考える人も少なくなく、保育士の資格を活かすことで保育士としての働き方はこれからは多様化していきます。

特にベビーシッターに転職する働き方も注目されています。ベビーシッターといえば「安定性に不安がある」「利用料金が高い」などネガティブなイメージが強いものですが、東京では2018年度から「ベビーシッター利用支援事業」が展開されているように、今後ますますベビーシッターの需要が増えることが予測されるため、ベビーシッター需要や労働環境整備は拡大してくでしょう。結果としては、ますます保育士からベビーシッターへの転職を検討する人も出てきやすくなるでしょう。

ベビーシッターは保育園のように大人数を掛け持つのではなく、基本的に一人の子供とじっくり関わることが多いため、その子どもの個性に寄り添い成長を実感することが出来ます。業務量的にも保育園より圧倒的に雑務が少ないので、その分おもちゃを作成したり、喜びそうな遊びを考えたりなど、子どものために時間を有意義に使うことが出来るのです。保護者との関わりもダイレクトなので、保護者と仲良くなったり、意見も熟知出来ます。

もし、保育士の資格を活かし、ベビーシッターとして転職や再就職を考えている方は、このような子どもや保護者と密に関わるベビーシッターの事業から派生している保育士求人・転職サイトを活用するといいでしょう。