好待遇が期待できる施工管理技士の資格

工事現場ではコンクリート、鉄筋、配管といったさまざまな分野の技能者・技術者たちが協力して1つの建物を創り上げていきます。作業をスムーズに進めるには現場全体を統率し、工程や品質などを管理する現場監督が欠かせません。その重要な役割を担っているのが施工管理技士と呼ばれる国家資格者です。

東日本大震災以降、全国的に施工管理技士が不足しています。そのため、ゼネコンや工務店が優秀な人材確保のために競争している状況です。この人手不足は建設会社だけではなく国でも問題視されており、施工管理技士を増やすための対策が講じられています。人手不足の分、好待遇を期待していいでしょう。求人数も多いので資格を持っているだけで選択肢も大きく広がります。業界に特化した転職サイトなどもあるので、そちらで施工管理技士の求人をチェックしてみてください。

施工管理技士の資格には土木、建築、管工事、電気工事、造園、建設機械の6つがあり、それぞれ1級と2級があります。2級よりも1級の方が難しいため、2級に合格したあと1級をめざすのが基本。また、施工管理技士になるための検定試験を受けるには、一定の学歴や実務経験が必要になります。受験に必要な実務経験年数は指定学科の卒業の有無や2級施工管理技士資格の有無など、それぞれの学歴や施工管理経験によって異なります。そのほか、1級の試験を受ける場合は1年以上の「指導監督的実務経験」が必要になるなど細かい条件があります。自分の経歴が受験資格を満たしているのかどうか、各団体のホームページでチェックしておきましょう。

合格率については土木が2~4割、建築が3~4割、電気工事が4~6割、管工事が3~6割となっています。全体的に低めですが、1級土木施工管理技士の合格者数を見てみると東日本大震災以降、急激に倍近く増えています。これは被災地の復興事業などに対応できる土木施工管理技士の有資格者の不足が理由だと考えられています。国土交通省はこれからも土木施工管理技士の有資格者を増やしたい考え。資格取得をめざす人にとっては追い風になるはずです。資格制度の見直しも始まり、施工管理技士の資格取得をめざす若い層も増えてきています。建設業界で働きたいなら、施工管理技士の資格をとっておくといいのではないでしょうか。