選考を通過する履歴書の書き方とは?

就職の成否を左右する項目のひとつが履歴書です。いわば応募書類のひとつに該当するこの書類には、応募者のこれまでの経歴が記入されます。そこでキャリアなどの判断が行われるわけですが、それ以外にも、書類を記入すると言う性質上、その人に仕事に対する取り組み方やしっかりとマナーを持って書類を作成することができる人かどうかという点も判断されています。ですから丁寧に記入することが必須です。

きれいに書くコツですが、まず字はきれいに越したことはありません。ただし字をきれいに書くことができないと言う人でも、読みやすい字を心がけ、丁寧に書くことはできるはずです。ですから時間が余裕のある時に、ゆっくりと、一文字一文字、丁寧に書くようにするのがコツです。なお誤字、脱字が発生してしまった場合は、新しい書類で書き直します。そのままにしておいたり、上から二重線を引いて取り消す、あるいは修正液などを利用すると言うのはNGです。また書類内で使用する数字は、算用数字、漢数字のどちらかで統一するのがルールです。一般的には横書きなので算用数字で統一すべきとされています。ただし慣用句、固有名詞はその通りに記載するのが基本です。たとえば一石二鳥の一を1にしたり、二を2にするのは誤りです。

次に提出マナーです。面接で直接、その担当者に手渡す場合は、あらかじめ封筒に入れておくのがマナーです。そして手渡す際には封筒から出し、書類の上に封筒を添えて、面接官の読みやすい向きで手渡します。その際には、書類であることを告げ、よろしくお願いしますと挨拶を添えると良いです。受付などで渡す場合は、封筒のまま、やはり一言添えて、受付の人に渡します。その際も向きには気をつけてください。郵送の場合は、封筒に書類が入っている旨を朱書きしておきます。なお万が一、折れてしまったり、雨に濡れてしまったりしても大丈夫なようにクリアファイルで挟んでおくと安心です。また一言、挨拶をしたためた用紙も同封しておくとより好印象です。期限がある場合は、それを過ぎてしまわないよう、余裕を持って送付する戸が求められます。