医療系最高の資格は医師、ただこれは取得が難しいものです。実際に、医学部に入学するだけでもものすごい倍率をクリアしなければならないのに、学校で6年間勉強してもさらにまた難しい国家試験があります。医師免許取得後も、大変な研修医時代を過ごし、ようやく医師として一人前になるのですがものすごく時間と費用が掛かります。もちろん、それだけの費用と時間がかかっているからこその高収入にはなるのですが、最近では医師の志望者も増えているということでこれまで以上に競争は厳しくなるでしょう。
次に使い回しの効く資格としては看護師になるでしょうか。最近では採用の門戸も広く、不足しているということもあって看護師資格を持っていれば食いっぱぐれないで済むなんて言う人もいます。ただ、まだまだ女性が中心の世界です。男性も看護師になれますが、まだまだ男性看護師の評価というものも確立していませんし、やはり女性社会の中でやって行くには気が引ける部分も多いというのが実情のようです。
そこで男性を中心に中心が集まってきているのが理学療法士です。以前は知名度がそこまで高くはなかったものの、高齢化社会が進むにつれて注目度は上がってきています。理学療法士とは、理由は問わず身体機能が低下した方に対し、運動療法や物理療法を用いて回復をはかるリハビリの専門家になります。なるためには養成学校に3年以上通い、国家試験に合格する必要があります。
やりがいももちろんある仕事ではありますが、高齢化によるリハビリ需要が増えていることから市場でのニーズも高く、求人数は年々増加の一途を辿っています。就職先に困ることはないでしょうが、養成学校を資格取得・就職支援に力を入れている学校に入学するとなお安心でしょう。