最終面接こそ準備と対策をしっかりと

最終面接は、一次、二次面接とは違った能力が試される場所です。一次、二次面接では主に、エントリーシートに書かれている内容を本当に自分の言葉として語ることができるのか、最低限のマナーやコミュニケーション能力、企業の求めるスキルを備え持っているか、などの点を面接官は注意しています。ここを通過することができれば、面接のマナーやその人の能力の有無がとりあえず認められたことになります。だからといって最終面接で気を抜いてはいけません。最終面接を、その会社に入る意思があるかどうかを確認する場であると考えている人もいますが、ここでは今までよりも準備と対策をしてから臨まなければいけません。

最終面接で最も大事になってくるのが、やる気や熱意の高さです。最終面接まで来た人たちは皆、スキルやコミュニケーション能力はある程度認められているはずなので、あとは熱意の強さで差がつきます。主な対策としては、希望する会社の経歴、考え方、社風などをあらかじめ詳しく調べておくことが挙げられます。それと同時に志望動機ももう一度練り直し、より具体的な内容にしましょう。その会社のどんなところに惹かれたのかや、入社後どんなことをしたいと考えているのかを、明確に自分の言葉で語れることが大事です。また、調べた内容の中でわからないことがあれば、それを逆質問するのもおすすめです。相手にこちら側が入念に下調べをしてきたことが伝わり、本気で入社したいのだなというやる気を感じてもらうことができます。企業側は、すぐに辞めてしまいそうな人はなるべく採用したくないと考えているので、就職した後の将来のビジョンなどを詳しく説明することができるようにしておくのも大切です。